<Header>
<Author: 王昌齡>
<Title: 萬歲樓>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 萬歲樓（ばんざいろう）>
<BookPage: 108>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
江上巍巍萬歲樓，
不知經歷幾千秋。
年年喜見山長在，
日日悲看水獨流。
猿狖何曾離暮嶺，
鸕鶿空自泛寒洲。
誰堪登望雲烟裏，
向晚茫茫發旅愁。
<End Poem>
<Translation>
揚子江のほとりに高くそびえている萬歲樓! その名も萬歳樓、この樓はいったい何千年たったものかわからない。わたしは年ごとに、ここの山がいつも襲わらないすがたをしているのを見て喜ぶ。しかし毎日毎日目の前を流れている水ばかりは逝いてかえらず、後から後から流れているのを見ると悲しくなる。
さて、悲しいといえば、夕ぐれになると啼く猿の聲。いつも同じところから聞こえてくれるが、あの峯の古木に住みついて離れないとみえる。それにひきかえ、あの鵜の鳥はあてもなく、さむざむとした中洲のあたりに浮かんで浪のまにまにおぼつかなげに漂うている。雲霧のたちこめるなかを、この樓に登って眺めみわたすことに誰が堪えられるだろう。四顧茫茫、だんだん夜の色がせまって、あたりが暗くなるにつれて、はてしない旅愁がわきおこってくる。
<End Translation>
<Formatted Translation>
揚子江のほとりに高くそびえている萬歲樓! 
その名も萬歳樓、この樓はいったい何千年たったものかわからない。
わたしは年ごとに、ここの山がいつも襲わらないすがたをしているのを見て喜ぶ。
しかし毎日毎日目の前を流れている水ばかりは逝いてかえらず、後から後から流れているのを見ると悲しくなる。
さて、悲しいといえば、夕ぐれになると啼く猿の聲。いつも同じところから聞こえてくれるが、あの峯の古木に住みついて離れないとみえる。
それにひきかえ、あの鵜の鳥はあてもなく、さむざむとした中洲のあたりに浮かんで浪のまにまにおぼつかなげに漂うている。
雲霧のたちこめるなかを、この樓に登って眺めみわたすことに誰が堪えられるだろう。
四顧茫茫、だんだん夜の色がせまって、あたりが暗くなるにつれて、はてしない旅愁がわきおこってくる。
<End Formatted Translation>